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こんにちは
ルナレインボーとは、満月の夜にだけ見ることができる虹です。ジンバブエとザンビアの国境にある世界遺産ビクトリアフォールズで、ルナレインボーを見てきました。実際の様子をお伝えしたいと思います。
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虹とは、主に雨の後に空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象ですが、ルナレインボー(月虹)とは、滝のものすごい水しぶき(=空気中の水滴)が、満月の月明かり(=太陽光の代わり)に照らされて、満月の夜に虹が見える現象です。
ビクトリアフォールズに限らず大きな滝では同じ現象が起こるそうで、実際にイグアスの滝でもルナレインボーは見ることができるようです。しかしナイアガラの滝はそういった情報が見当たりません。少し都会すぎるのかもしれません。
いずれにせよ、見られる場所も条件もかなり限られているとても貴重な現象です!
ビクトリアフォールズの水量が多い季節、かつ満月の夜、かつ晴天の日に見られます。チャンスは限られていますので、事前にしっかり計画を立てることが大切です。私たちは6月の満月の日に見に行きました。
ちなみに、ビクトリアフォールズの満月はいつ?と思ってしまいますが、満月は日本でもアメリカでもビクトリアフォールズでも同じ日です!笑
日中一度ビクトリアフォールズを見たのち、ホテルで一休みし、暗くなってからいよいよルナレインボーを見に行きます。滞在中のホテルはジンバブエですし、またジンバブエ側から夜のビクトリアフォールズに行けたらと思っていました。
でもここで問題発生!主人が『ザンビア側から見る方がルナレインボーはキレイに見られるのではないか?』と言い出したんです・・笑(なんで直前に言う?)
虹の角度・・・?即答できる人いるんでしょうか笑
答え。虹が水滴を反射する角度は42度なのだそうです。
で、今回(6月)の満月の昇る位置と滝の位置、虹のできる位置、角度、色々考えるとジンバブエ側からよりもザンビア側からの方がキレイに見えるし写真も撮りやすいだろうということでした。
それならザンビアに行っても良いけど、最初にビザ取っておけばよかったよね〜・・とぼやいても仕方ないので、すぐにホテルのタクシー乗り場に走ります。
すぐにタクシーに乗り込み、ザンビア国境までお願いしますと伝えました。しかし、現地のタクシーの運転手さんはルナレインボーを知らない・・
と突っ込まれました。
『今日はルナレインボーだからそれに行く!』と言うと、『ふーん、そういうのがあるのね・・?』と半信半疑な感じで国境まで走ってくれました。てっきり国をあげた観光イベントかと思ってましたが・・。
ホテルから車で走ること15分ほど。こちらがジンバブエとザンビアのボーダーです。今いるのがジンバブエ。フェンスの向こう側がザンビア。
パスポートを見せて、ザンビアのビザがないのでここで取得して入ります。ルナレインボーを見るというとすぐに手続きをしてくれました。
さすがに公園の方はルナレインボーを把握されていて、すんなり中に入ることができました。ここまで来るとルナレインボーツアーの方がたくさんいらっしゃいます。みなさん元々ザンビア側に宿泊されているようでした。(こんなにバタバタ来る人いませんよね笑)
公園内を歩くのは自由ですが、ルナレインボーを見るスポットはだいたい決まっています。あまりコースを外れると一生戻れなくなりますので気をつけて。
皆さんスポットに集まって、あとは虹がかかるその瞬間を待つのみです。諸条件あって、満月がちょうど良い位置まで昇った時にしか虹は掛かりません。待ち時間長めです。
20分くらいは待ったでしょうか・・ようやく虹がかかり始めました!
三脚を持ってきている方も多いですが、我が家は持って行かなかったのでカメラをうまく固定できる場所を見つけてはシャッターを切り続け・・・少ししたら別の方にその場所を譲って・・・という感じで、ひたすら主人が撮影を頑張ってくれました。
そもそも今回の世界一周にはあまり良いレンズは持って来なかったこともあって(&ブログでは画質を落としています)今回の写真の限界がこちらです。でも幻想的なのは伝わるかと思います。
何箇所かスポットがあるので公園内を歩くのですが、これが本当に真っ暗で恐ろしかったです。本当の真っ暗というものを実は体験したことがなかったことに初めて気づきました。
何も見えない暗闇の中、恐ろしいほどの水音に襲われながら、日本から遠く離れたアフリカの地で足元が滑る吊り橋を渡るのは、歩いているだけで涙が出るような体験でした。
『そもそも日中のビクトリアフォールズもザンビア側から見た方がよかったのでは・・?』と主人は言っていました。確かにザンビアの方が水流の音がすごくて圧倒されましたが、夜のせいもあったかもしれません。
水量と満月の光、天気、条件が重ならないと見られないレア現象だからこそ、実際に見られた時の感動はすごいです!音も空気も水しぶきもここに行かないと体験できないことなので、ぜひチャンスがあれば行ってみてください。
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ビクトリアフォールズは一体が国立公園になっています。日中はジンバブエ側から入りました。入園後は順路があるのでそれに従って歩きます。最初から水しぶきの音や気配がすごく、『わーすごい!』『すごい!』と写真を撮りまくっていましたが、園内を進んでいくに連れてどんどん音もすごくなってきて期待が高まります。
人の何倍もの高さの水しぶき。この水しぶきが夜月明かりで照らされて虹ができるんですね。歩いているだけで結構濡れます。ツアーの方々はカッパを支給されていました。
どんなに端っこで写真を撮るのも自由ですが、足元はかなり滑ります。すべて自己責任です。落ちる人もたまにいるのだそうです。日本でもたまにニュースになっていますね。
当たり前ですが、実際に行くと写真で見るよりかなり圧倒されますし、下を見ると足がすくみます。。水の音、上空からのツアーのヘリコプターの音、水しぶき、湿度・・すべてがこの景色を作り出していて、静止画では到底伝わりません。。
これまで見てきた那智の滝、華厳の滝、ヨセミテ国立公園の滝、アラスカの滝・・そういった類の滝とビクトリアフォールズとが同じ『滝』という一括りで良いのだろうか?と思えてくるほど、ものすごい迫力でした。必見です!!
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>>ザキングダムアットビクトリアフォールズホテルに泊まりました。