調理師レシピ

ナポレオンケーキの作り方

Добрий день
ドーブルィデーニ!

今回は、ウクライナでハマったナポレオンケーキを作ってみようと思います。

ナポレオンケーキは、ロシア、ウクライナの国民食的ケーキです。
ウクライナではスーパーに並んだナポレオンケーキを箱買いする人々を日々見かけます。

それは、日本でいうお誕生日のショートケーキのような位置づけではなさそうで・・なんなら日本人が納豆を疑いなく買い物カゴに入れるように、みんな日常的にナポレオンケーキをバンバン買う(ように見える)のです。
そういうわけで、ウクライナ滞在中このナポレオンケーキにすっかりハマりました。

ナポレオンケーキの作り方

今回は直径17センチの円形で作っていきます。
後述しますが、スクエアの方が早くて楽です。

材料が超シンプルなので、ちょっと良い小麦粉とバターを使うなど、拘ってみると良いかもしれないです。

すっごい小麦とバター!!ってケーキだよね
ウクライナの国旗、青い空に小麦畑!だもんね

 

生地を焼いて、カスタードクリームを重ねて作ります。まずは生地から!

生地の作り方

生地の材料

小麦粉 380g
バター 250g
お水 130cc
お酢 13cc
お塩 少し

 

①ふるった小麦粉に、ダイス状にした冷たいバターを加えて切るように混ぜていきます。ある程度混ざってきたらお水とお酢も少しずつ加えてひとまとめにします。

②生地をいくつかに小さくまとめて冷蔵庫で休ませます。
今回は12個、約60gずつにまとめました。

③30分くらいしたら生地を取り出し、薄く伸ばします。
今回は円形にするのでケーキ型をあてて丸く切り抜き、余る部分も使うのでこのまま焼きます。(240度約10分)

焼く時に、フォークで穴をあけるのを忘れずに。

④・・・お気づきでしょうか!!!
1枚ずつ焼く場合はこれを12回!!繰り返すことになります。オーブンに2段入る場合でも6回!なのでこのケーキは仕上がりが長方形の方が楽です。大きなスクエアで焼いて切って重ねると早いです。

実際ウクライナのスーパーやロシェンで買うものはスクエアでした。でもレストランで出てくるものは円形でした。お好みで作ってくださいね。

オーブンによるとは思いますが、繰り返し焼いていると庫内が熱くなるのでどんどん早く焼けるようになります。
うちでは最初は240度10分、最後は210度7分ほどで焼けました。
焦がさないようにご注意ください。

それから、余りの部分も使うのでちゃんととっておいてください。
焼いた様子がこちら!

しっかり焦げました。笑

カスタードクリームの作り方

カスタードクリームの材料

牛乳 600ml
砂糖 150g
全卵 3つ
薄力粉 45g
バター 120g
バニラエッセンス 適量

※作りやすい分量です。少し余ります。

バター入りのカスタードクリームを作ります。ちなみにわたしは生地作りとは日を分けました。外の吹雪を眺めながら、おうちにこもってゆっくり作るケーキというイメージです。

実はカスタードクリーム作りはあまり得意ではありません・・
火にかけて作るのは失敗することがあるので、今回はレンジにしました。

薄力粉と砂糖をふるって、そこに牛乳と全卵をそれぞれ少しずつ加えて混ぜ、あとはほんの少しずつレンジにかけていきます。500wで2分半くらいずつ・・
何回かやると、もったりとしたカスタードクリームになります!

温度があるうちに、切ったバターを加えて溶かしたら完成です!
バターは入れなくても良いとは思うのですが、ウクライナで食べるナポレオンケーキには入っていたと思います!

組み立て

あとは生地にカスタードクリームを挟んで積み上げていくだけです。
ショートケーキ作りとは違う楽しさ!お子さんとも楽しくできそうです。

ところで、12枚積み上げると18センチくらいになっています!笑。これではナポレオンタワーになってしまう!

でもクリームを挟んで時間をおくと高さはおさまるとも思う・・。
とりあえずクリームを挟んで途中で少し放置し、上から力をかけたりしてみました。

最終的にはいい感じに高さがおさまりました。クリームを重ねるとき、一枚ずつ少し上から力をかける感じで(パイのふくらみをおさえて)重ねていくと良いと思います。

それから、クリームはどんどん生地に吸収されていくので、少し多めで大丈夫です。

仕上げ

最後に余りの生地を粉々にして、ケーキの周りにカスタードクリームを塗り、全体にくっつけていきます。

これで完成!食べるのは冷蔵庫で一晩くらい寝かせてからがベストです!

ナポレオンケーキ完成〜!

食べてみると!想像以上にちゃんとナポレオンケーキができていました!嬉しい!これでウクライナに行けない日々も乗り越えられそうです。

あまりにも黒い部分は削ったのですが、それでも全体に焦がし気味でコーヒーリキュール風味のようにも感じられました。笑


最後に本物と比較すると、やっぱり焦がし過ぎでした。あと、挟むクリームはとても多めで良さそうです。控えめにすると、生地にクリームが染み込み切らないのでちょっとパサっとした感じになります。次回作ることがあれば気をつけてみます。

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