ウィーンオペラ座立ち見席チケットで鑑賞してきた体験談。

Grüß Gott!
こんにちは。

ウィーンといえばオペラ!もちろん事前予約をして良い席で観るに越したことはないのですが、当日になってから急に今日行きたい!ということもあるかと思います。

実際私たちもオペラを観たかったのですが、直前まで予定が組めない状況でした。そこで予定が空いた当日、急遽立ち見チケットを購入して観てきました。

体力は結構要りますが、どうしても見たい!という方にはおすすめです。

ウィーンオペラ座立ち見席チケットで鑑賞してきた体験談。

まず最初に立ち見席チケットのおすすめ点とそうでない点をまとめておこうと思います。

おすすめ点

・当日の予定次第で行くことが可能。
・売り切れてしまっている演目も
立ち見なら鑑賞できる可能性がある。
・安い!
・立っているから寝ない笑
・記憶に残る笑

マイナス点

・並ぶ必要がある。
(他の観光地を回る時間を削ることになる。)
・並んでも買えるかどうかはわからない。
・身長が低いと不利。
・立ってみる体力が必要。

メリットが上回りそう、という方はぜひ挑戦してみてください。

 

立ち見チケット購入方法

当日立ち見席で鑑賞するにあたり、その日に何が上演されているかは公式サイトでの確認が必要です。

立ち見チケットはサイトでは購入できず、当日オペラ座に並んで買うことになります。その他の購入方法はないようです。
チケットの販売開始は開演時間の80分前です。販売開始が開演の80分前なので、実際にはそれより前に行って並ぶ必要があります。(変わる可能性がありますので行かれる前にご確認ください。)

並び場所

立ち見チケット売り場はオペラ座のSTANDING AREAと看板があるところで販売されます。オペラ座付近をうろうろすると、頭上に看板が出ているのですぐにわかります。

並び時間

どのくらい早くから並ぶべきかについてですが、その日の演目の人気具合にもよるのでなんとも言えないようです。

私たちが行った際の公演はトゥーランドットでした。開演時間の2時間前(チケット販売開始が80分前なので、そのさらに40分前)から並びましたが、通路にすでに30人以上は並んでいました。チケットは無事に購入できましたが、もっと人気の演目であればもっと早くから並んだ方が安心かもしれません。

並んでいる間の様子

上記のSTANDING AREAの看板の部分を先頭に列が出来ているので、それに沿って並びます。チケット販売開始時刻までは列は動かずに待つことになります。
立ち見でオペラ鑑賞をするのを日課のようにされている現地の方もいらっしゃるようです。そういった方々は折りたたみの椅子を持ってきて座って並んでいらっしゃいました。

並んでいる人が増え始めるとSTANDING AREAの看板のところにある扉が開き、建物の中に進むことができました。そしてさらにそこで待機です。※列の後ろの方の方は建物の外のままになるかと思います。

建物内での待機は比較的きれいなのでそのまま床に座っている方が多いです。お手洗い等に行くこともできます。ここに入ってしまえば日も当たらないので、待つのもそんなに大変ではありませんでした。

この場所で、ラフすぎる格好の方やジャージの人は中に入れませんと諭されていました。

立ち見チケット種類と金額

販売開始時刻になるとスタッフの方から案内があり、順番に購入に進みます。

窓口にはこのような座席の案内図が置いてあり、座席の種別がわからなくても色分けで示されているのでわかりやすいです。

立ち見席チケットにも種類がありますが、とにかく4ユーロのParterreというエリアのチケットを買うことをお勧めします。
これは一階席の後ろの方のエリアなのですが、他のエリアよりもよく見える可能性が高いです。少しわかりづらいですが上記の座席図でピンク色のエリアがParterreというエリアです。チケットを手にしたのち、いよいよオペラ座の中へと入ります!

立ち見チケット入手のあと

入館したらもう自由でしょ?
いえいえそうはいきません!

館内に入ったあと通常はクロークでコート等を預けますが、立ち見チケット入手者の多くは走り抜けていきます。

実は先ほど購入したチケットは立ち見席のエリア種ごとのチケットであって座席番号のようなものはありません。なのでエリア内でどの位置を取れるかは早い者勝ちということです。そのためみなさん走ってエリアごとの入場の扉の前に並ばれます。(みんな詳しいな・・)

知らなかった私たちは誰もいないオペラ座内部の写真を撮ることに夢中になってしまいました・・・

立ち見席チケットは一般の方よりも早く建物内に入ることができるのでシャッターチャンスでもありますが、エリア内での良い場所の確保のためには急ぎ目に並びましょう。

Parterreエリアを購入した人の入場扉前です。ここで立っていたのは15分くらいでしょうか。そんなに長くはなかったです。それにしても本当みなさん事情通・・うろうろしていたのは私たちくらいでした。

 

座席確保について

開演20分前になり、やっと扉が開いて会場内に中に入ることができました。

当然ながら、エリア内の前の方の席からみなさん確保されていきます。私たちは3列目になりました。
立ち見席は赤いバーがあって、そこにモニターがついているのでそのモニター一台が一人分の立ち位置という感じです。2人で1台で良いとか、1人で2台分とか、そういったことはできません。自分の場所はストールなどを結びつけて確保します。何もないと確保することができないので、何か結べるものを持っていく必要があります。

自分の位置を確保したらやっと自由時間です。オペラ座をウロウロ見学したり、クロークにコートを預けに行くのはこの時間にできます。

立ち見席でのオペラ鑑賞感想

舞台はきちんと見えたので、見え方には満足でした。4ユーロの1階奥の立ち見席の前から2−3列目くらいまでが取れれば、身長が高くなくてもちゃんと見えると思います。

公演自体がとても素晴らしく圧巻でずっと引き込まれていていたのですが、並んでいた時間も含めてトータル3時間以上立っていたのでさすがに疲れました!体力に自信のない時には難しいと感じました。

当日立ち見チケットのメリット

立ち見チケットは以下のような方にはおすすめできると思います。

  • 立ってでもいいからとにかく安く観たい方
  • 当日まで予定がわからず事前購入ができない方
  • 当日になって予定が空いたのでオペラ座に行きたい!という方
  • サイトでは売り切れてしまっていたけどどうしても○日の○○が観たい!という方
  • 記憶に残ることがしたい方(笑)

 

当日立ち見チケットのデメリット

・体力に自信のない方
・海外旅行中の体力を温存したい方
・並ぶ時間があるくらいなら、他の観光地も周りたい方

一方でやはり体力的にはおすすめとは言えません。
私たちはオペラ座には行きたいと話していたのですが、「この日なら行ける!」と急に決まったことだったので、立ち見席に挑戦してみました。もし次回があるなら・・やはり事前に席を購入したいです。笑

ウィーンオペラ座立ち見席チケットで当日鑑賞まとめ

ちょっと体力を使っても、挑戦してみたい!という方は、

  • 体力勝負であることを忘れずに
  • 並んでいる時の日よけと、座席の確保のためにストール等があると便利
  • オススメは4ユーロのParterreというエリア
  • 内部に入ってもまずは並ぶことを優先する

という点を忘れずに、行かれてみてください。内部の美しさも公演の素晴らしさも、一度体験したらきっと忘れられない思い出になると思います!

参考になれば幸いです。

オペラ公演の後に、念願のカフェザッハーに行きました。日中はものすごく並んでいるのですが、夜は空いています!オペラ座からすぐなので 、公演の後の休憩におすすめです。

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