こんにちは。
ANAのファーストクラスにマイルを貯めて搭乗して来ました!せっかくの機会なので成田ニューヨークという長距離フライトでファーストクラスを体験しました。一生に何回も乗れないと思うので、搭乗記を残しておきたいと思います。
ANAファーストクラス搭乗路線
今回はスターアライアンス世界一周特典航空券(ファーストクラス)を発券し、その第一区間として搭乗しました。
便 名 | NH10便 |
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出 発 | 成田国際空港[NRT]16:40 |
到 着 | ジョン・F・ケネディ国際空港[JFK]16:30 |
機 材 | B777-300ER |
フライト時間 | 12時間30分 |
せっかくファーストクラスに乗るなら、なるべく長時間の区間に乗りたい!ということでニューヨーク便を選びました。アメリカは5度目ですが、ニューヨークには主人も私もまだ行ったことがなかったことも理由です。
特典航空券枠なので出発は成田か羽田でこだわらずに空きを探していましたが、たまたま取れた成田発便となりました。
ファーストクラス搭乗〜機内設備
Zカウンター
ファーストクラス搭乗の際にはZカウンターを利用することができます。
今まで幾度となく羨望の眼差しで見てきたZカウンター。中は意外なことに少し混雑していて、呼ばれるまで座って待ちました。
順番がきて呼ばれたら、カウンターで座席の確認とチケット発券をしてもらいます。ただそれだけなのにおしぼりまで出てきます。私は緊張して手が固まっています・・。夫はそれを撮影・・。
無事発券してもらった後はラウンジへ向かいます。この時通った場所はいつもエコノミーに乗る時と変わらない “あの” 階段でした。少なくとも一般人には秘密のルートはなかったみたいです。
長くなるのでラウンジについては別記事にします。
成田空港*ANAスイートラウンジを初めて利用してきた!
ラウンジで時間になったら 『〇〇様、お時間です』 と呼ばれたりして!と思っていましたがそんなことはなく、自分たちでラウンジを出ていつも通り歩いて搭乗ゲートへ向かいます。
もちろん優先搭乗をすることもできますが、今回はギリギリまでスイートラウンジで過ごしてゲートまで来ました。ただエコノミーの搭乗列に並ぶ必要はなく、優先レーンに行ってチケットを見せるとすぐに搭乗することができます。
しかし主人はまさかの再度ボディチェック!・・ここで??!搭乗口を通ってからボディチェックされる人は初めて見ました・・笑。ファーストクラスパッセンジャーらしくない搭乗です。。
機内設備とシート
こちらが夢のファーストクラス!個室感がすごいです。長いフライトも快適なプライベート空間になっています。シート周りには色々と仕掛けがあって、シート説明だけでもわくわく感があります。秘密基地みたい。
メガネが入れられるような小物収納や、リモコン収納(扉が鏡)、手前はヘッドホン収納。開けるところがたくさんです。
座席シートは手元の液晶画面でタッチ操作で動かすことができます。頭部、背もたれ、座面、脚とパーツが分かれていてそれぞれ自分好みに設定できるので重宝します。もちろん、フルフラットにもなります。
下の部分にこんな隠し引き出しも発見しました。
主人とアイコンタクトをしていてCAさんは微笑んでいました。笑
座席間メッセージ
他に座席間で送りあえるメッセージ機能もありました。食事になるとテーブルを出すので通路を挟んだ席との会話はしづらいですが、私が頼んだフルーツ盛りを見て、主人が SORE NANI と送ってきたので KUDAMONO NO MORIAWASE MANGOと送り返しました。
日本語にできたかもしれないのですが、設定が分からずローマ字打ちになりました。笑
ヘッドホン
ヘッドホンはSONYのものです。実はこのヘッドホンを試すのを楽しみにしていました。
ノイズキャンセラで、飛行機の中でも音がとてもクリアに聴こえます。つけ心地も思っていたよりずっと軽く、それでいてしっかりフィットして感動しました。これをつけっぱなしでいると周りの音が聞こえなくて不安なくらいです。
・・ということでこちらは帰国後即購入しました。
アメニティ
かわいいポーチ型に入っているアメニティはTHE GINZAのものです。
クレンジングと化粧水とクリームが入っていました。今どきは男性も使うと思いますが、おじさんは使わないので一つを使って一つは持ち帰り〜!
座席にあらかじめ置いてあるこちらは機内で着ることができるウエアです。こちらはお持ち帰り可能です。
しかしLサイズだったのでウエストを縛っても大きすぎて使えなかったのが残念・・。MかSサイズがあるか聞いてみてもよかったのですが、きっとあったら最初からMかSが置いてある気がしたので、ないのだろうと納得しました。(そう思うくらいの完璧な接客でした。)
そしてブランケットは手触りがとっても気持ち良いテネリータ。機内専用です。
機内食
・・・と、はしゃいで写真を撮るより先に、搭乗するとまずはCAさんからご挨拶があり、飲み物を聞かれたのでシャンパンをいただきました。何種類かありましたがKRUGクリュッグをお願いしました。
それからCAの方が靴下やマスク、フェルゼアのリップ、歯ブラシなどが入ったカゴを持ってきてくださいました。欲しいものを自分でとります。この時にWiFiカードもいただきました。
離陸後、機体が安定したらお食事タイムです。いつまでも座席や機内の設備でわくわくしていられそうなのに、なんだか忙しいです。
まずは美しすぎる前菜から。
鱸、牡蠣、鴨、鮪。綺麗・・とっても冷たくて新鮮でした!
その後次々にお食事が運ばれてきます。アワビとキャビア。
サラダとコーンスープ。このサラダはドレッシングが3種類から選べて柑橘系のものを選びました。ただのサラダではなく、本当にフレッシュでおいしいサラダでした。一番印象に残ったのはこのサラダかもしれません。
メインはお肉にしました。
パンは4種類くらいありました。ワインはその都度聞きにきて下さいます。その後、進められるがままにチーズプレートもいただきました。
チーズプレートってチーズ好きにはたまらないですよね。見ているだけで幸せです。
最後のデザートは、コーヒー(お菓子付き)とあんみつを頼みました。
そして追加でフルーツも。
このフルーツがすごく甘くて美味しかったです〜!ちなみに主人はパウンドケーキを食べていました〜おいしそう。
それから紅茶もいただきました〜名前がMIDNIGHT HOUR TEAだったのでつい・・
本当にお腹いっぱいになりました。
機体のことを考えたら1gでも軽くしたいところだと思うのに、サーブされる食器類も空の上であることを忘れるほどで、贅沢なお食事タイムでした。
就寝タイム
食事が終わってファーストクラスのパジャマに着替えるために席を立つと、その間にCAの方が座席をベッドにして下さいます。座席を倒し、パッドを敷いてから布団を用意して下さるので、本当に普通のベッドのようにふわふわです!
眠気は吹っ飛んでいたのですが、主人に『寝ないの?この快適なシートのために乗ったんじゃないの?笑』と促されて横になってみると、本当にベッド!空の上とは思えませんでした。
ちなみにお手洗いはさほど広くはありませんでしたがファースト専用です。こちらにも THE GINZA のアメニティが置いてありました。なんだか手が出せませんでした。
女性一人だったので動かすとわかってしまいそうな気がしたので触れませんでした。笑。ラウンジでも感じますが本当に男性が多いですね〜特に日本国内では痛切に感じます。。
歯ブラシやマウスウォッシュがあるのはありがたく思いました。
朝食
少し眠ったあとに機内が明るくなり、到着前の朝食の時間となりました。お手洗いに立った間などにCAさんがささっと座席の布団を片付けて下さり、通常のシートにしてくださいます。
朝食といってもさすがにお腹がいっぱいだったわたし。『デザートに載っていたパルフェは朝食にいただけますか?』と聞くと『大丈夫です』とのことだったので、パルフェととっても美味しかったフルーツをもう一度頂くことにしました。
小さめですよーと言われたのですが、結構なボリュームでした。主人はカレーを頼んでいて良い香りが立ち込めていました。胃袋すごい。。
夢のファーストクラスもこれにて終了です。ファーストクラスは降りるのも最初になるので、先に機内で記念写真を撮って頂いたりしました。
着陸時、大きな飛行機の先頭にいるせいかいつもよりスピード感?突っ込み感?が伝わってきた気がしました。主人もそんな気がしたと言っていましたが、ただの気のせいかもしれません。笑
ファーストクラス搭乗の感想
搭乗から降機まで本当にサービスが細やかで、お食事もおいしくいただきました。エコノミーでの長距離フライトと最も異なる点は時間の流れで、別次元にいるようでさえありました。
到着時の『あー飛行機疲れた!』といういつもの感覚がまったくないと、着いた実感さえない感じがしました。むしろ疲れずにニューヨークにいる感覚に狂う・・庶民ですね。
また機内シートは他の航空会社のファーストクラスと比べてみると、座席のプライベート感を特に重視されている印象がありました。
中にはお食事をまったく取られず、乗った瞬間からベッドにして寝ている方もいらしゃって、ファースト使いこなしてる感!をヒシヒシと感じました。
私たちは飛行機自体を張り切って楽しんだのでそれはそれで良いのですが、いつかあの域にまで行けたら、真のファーストクラスパッセンジャーかなと思わされました。またいつか乗れる日が来るなら、その時までによりファーストクラスにふさわしい人になっていたいと思います。(まじめ)
以上、夢のファーストクラス搭乗記でした。
>>タイ航空のファーストはA380でまた全然違う体験でした。