旅行

アラスカ氷河クルーズサンステファンクルーズ

こんにちは

アラスカの氷河クルーズで氷河を見てきました。世界45ヶ国で見たあらゆる景色の中でも、この氷河クルーズで見た絶景はNO1!
今回はアラスカの氷河クルーズの全貌をお伝えしたいと思います。

アラスカ氷河クルーズ
サンステファンクルーズ基本情報

アラスカ 氷河クルーズ

クルーズ会社:Stan Stephens Cruises
公式サイト:https://www.stephenscruises.com/
運航期間:毎年夏季限定(6月~9月頃)
所要時間:半日程度
予約必須:人気のツアーなので、現地到着前にオンラインで早めに予約を!

氷河クルーズ持ち物リスト

防寒着(フード付きダウンジャケット推奨)
防水・防風の靴
カメラ(バッテリーは充分に!)
サングラス(雪面の照り返し対策に)
常備薬・酔い止め(船酔い対策に)

夏だからと侮らず、しっかり防寒対策を。氷に囲まれ風に打たれて過ごすと結構寒いです。
大きな揺れはなく酔うことはありませんでしたが、不安な方はお薬を。

カメラやビデオはバッテリーも持っていきましょう。ちなみに、参加者のカメラシェアは、ニコン 約90%キヤノン 約8% その他(ソニーなど) 約2% でした。(私調べ)

クルーズ参加の注意点

実際に参加して感じたことをあげておこうと思います。

・体力
時差、寒さ、興奮で消耗するのでスケジュールに余裕を持つ

・天候
できれば現地に数日滞在して晴天の日を確認して申し込む

・防寒対策
風が強いのでフード付きが良いです!

・防犯対策
あまり心配はありませんが、嫌な思いをしないためにも万全に。

あとはワクワクして当日を待つのみです!

サンステファンクルーズ当日!

アラスカ 氷河クルーズ船がたくさん!

サンステファンクルーズ乗り場

おはようございます。今朝のバルディーズは青空が広がりました。夫が天気予報とにらめっこし、日程を選んでくれたかいがありました。出発の港には船がたくさん停まっています。それぞれ船を出したいときはどうやって出すのでしょうか・・?

Stan Stephens Cruisesの乗り場はホテルから歩いてすぐです。

赤いのですぐにわかります。

アラスカ 氷河クルーズ

写真の真ん中の船が今日乗る船です。2階建ての中型船です。

氷河クルーズ出発

出発前に今日の船の運転席を見ることができました。かっこいい。アナログ感がありますね!飛行機の操縦席とはまた違うかっこよさです。乗船確認が済んだらいよいよ出発です!

アラスカ クルーズ

最初はそこそこスピードを出して進みます。

山肌の色が独特。海の色も違って見えるから不思議です。

小さな滝もありました。大体アメリカの細い滝の名前はブライダルベールフォールズかホースシューフォールズです。(偏見です笑)

アラスカ 氷河

ムースがいました!写真のちょうど中央あたり、水を飲みにきているようです。写真ではかなり小さいですが、ムースは怖いのでこのくらいの距離で遭遇するのがベストです。こういった動物がいた時は逐一アナウンスで教えてくれます。

ココ!

ここここー!今ここです!・・ってどこだかよくわからないですね笑

船内での食事

アラスカ 氷河クルーズ

出発から1時間半ほどしてお昼近くになると、船内でちょっとしたお食事が配られます。

この日のメニュー:
クラムチャウダー
ベーグル
オレオ

これぞアメリカ!なランチです。日本でいうと、インスタント味噌汁におにぎりと柿の種という感じでしょうか。(柿の種・・?笑)

ちなみにテーブルはなく、船内に設置されている椅子で好きに食べる感じです。
この椅子をみると、ここで爆睡していた韓国からのツアーご一行様のことを未だに思い出してしまいます。たぶんハードスケジュールで韓国から飛んできて、時差ぼけで眠っていたのだと思います。日本や韓国からは遠く、時差ぼけもありますのでスケジュールには余裕を持った方が良いです。

アラスカ 氷河

ベーグルをいただきながら外を見たら松島みたいでびっくりしました笑。

アラスカ クルーズ

多くの時間を船のデッキで過ごしました。
デッキに椅子があって座れるようになっているのですが、韓国のツアー客と同じくらい忘れられないのは、このデッキの正面真下をずっと陣取っていたおばちゃん2人組。1人200kgありそうな2人組が、テコでも動かないくらい動かず・・

船のスタッフに頼まれて重心役をやっているのだと思うことで納得することにしました。笑

氷河観察のハイライト

崩れた氷河

アラスカ 氷河

ここまでくると、崩れた氷河に遭遇することが増えてきました。初めてみる光景で考えれば考えるほど不思議。それぞれの氷の塊には鳥がたくさんとまっています。足が冷たいだろうなぁ。

アラスカ クルーズ

氷の塊はそれぞれ表情が違っているし、同じものでも見る角度によってカタチが変わるので見ていて飽きません。

10%ルールのお勉強

ところで『10%ルール』というものがあるそうです。海上に見えている氷河は全体の10%、残り90%は海の中なのだそう。言われただけでは信じられないけど、こうやって再現されているのを見るとそうなんだなと納得。

外の景色

アラスカ クルーズ

外の景色は刻々と変わります。ずっと景色が変わらない外洋航海とは違って、毎秒毎秒目が離せません。

アラスカ 氷河

ちょいちょい松島?も出没します。笑

釣り??

アラスカ 氷河

他に船はあまりいませんが、一隻遭遇しました。何をしているんでしょう?釣り??

アラスカ 氷河クルーズ

船の中にはこの海に生息する魚介類の説明なども置いてありました。こんな寒いところにもこんなに豊富な生物がいるんだなーとびっくり。外にずっと出ていると凍えてしまうので、たまにこうして船内に入って勉強してるフリをしたり、サービスのコーヒーをいただいたりします。

もうすぐ到着

アラスカ 氷河みんなカラフル

 

何かがあるとみんなが騒いだり、アナウンスがあったりするのでデッキに見に行きます。
ところでこんな青と白の世界にカラフルな色で飛び込むのってソワソワしませんか?制服を着ていかなきゃ行けない日に一人だけ私服で行ってしまった時のソワソワ感みたいのを感じそうで私は着れないです・・

アラスカ 氷河だんだんと海に浮かぶカケラたちからかわいさが消えて、恐ろしさも纏っている感じがしてきました!この大きさでも10%だなんて。怖い。

到着

『え?あれ何?』の忘れられない瞬間。

 

そんなこんな船にも慣れて楽しんでいたのですが、この光景を見た瞬間は本当に忘れられません。遠くから見て『ん?あれ何?』と思ったらその景色はどんどん近づいてきて、ついに全貌を見ることができました。

アラスカ 氷河

ダメだ・・写真を見返すだけで涙が出てきてしまう・・

確実に言語の世界を超えています。

アラスカ 氷河

船はかなり氷河に近づいてはくれますが、素人的にはもう少し近づけるんじゃない?と思うくらいの距離でもあります。

しかししばらくすると、あの地球温暖化の映像でよくある氷が溶けるシーンの音、『ゴゴゴゴゴッ』という鈍く重たい音がしました。ものすごい迫力で怖くなり、これ以上近づかないでーと思いました。

全員が夢中でシャッターを押し、それからカメラを交換して写真を取り合って・・結構長い間船はとまっていてくれました。

ちなみに皆さんのカメラは先述の通り圧倒的にニコンでした。我が家はキャノンで挑みました。みんなが大体同じ性能くらいのカメラを持っていたので、交換して取ってもらうにもお互い頼みやすい空気がありました。
(旅の鉄則:写真を取り合う際には同性能のカメラの人と交換する)

船内の全員後ろ髪を引かれながら、船はゆっくりまた港へ向けて戻り始めました。

氷河のカケラ抱っこ

帰りは少し寂しい気持ちですが、ぷかぷか浮いている氷河のかけらを持たせてもらえます。

氷河 アラスカ氷を手渡してくれるスタッフさん

 

スタッフのお兄さんが網で氷河を掬って下さいました。海にぷかぷかと氷が浮いているとなんだか軽そうに思えてしまうのですが、これがとんでもなく重たい。

持ち上げるのも精一杯でした。(落としたら足の指が折れそう)
これより遥かに大きな氷の塊がぷかぷか浮いている海って果てしなく大きいのだなと。当たり前のことを改めて思い知らされます。

実際に重さを体感してから見る景色は、より美しく、重く、そして怖く思えます。

 

船内のお土産

船内ではお土産も少し売っています。ただ、スタッフの数も限られているので声をかけねばならず、買い物をしている人は少なかった印象。このヤドカリ、買えばよかったなぁ。

忘れられないシーオットー

帰りも外に何か見えるとその都度アナウンスがあります。
『シーアットゥ シーアットゥ』と繰り返し言っていて、夫と私はなぜシアトルの話が始まったのか理解できずにいました。みんなが外に出ていくのでついて行ってみると、目に飛び込んできたのはシアトル!ではなく、シーオットーでした笑

こんなに広い海で、どうしてこんな人造物の上で狭そうにしているんでしょう。笑
このクルーズで見られたオットセイはこのくらいでした。シアトルの方がたくさんシーオットーがいました。

本日のキャプテン

本日のキャプテン。強そう。笑
世界にはこんな絶景の中でするお仕事もあるのですね。一日ありがとうございました。

帰港

出発地点まで戻ってきました。眼前に広がるのはパイプラインの端っこです。

船が止まってから、特別に写真を撮ってもらうことができました!

アラスカ 氷河

これからクルーズに行かれる方に

予約と時期を押さえる

夏季限定(6~9月頃)のツアーなので、公式サイトを要チェック。晴天が望めそうな日程を狙って、現地には数日余裕を持って滞在するとベスト。

寒さ対策を万全に

北極圏に近い冷気&海上の風は想像以上に厳しいので、フード付きジャケットを忘れずに。足元は滑らない防水シューズ。船酔い対策の酔い止めもお忘れなく。

※ちなみに私は帰港してすぐ40度近くまで発熱しました笑

見どころ&心構え

崩れ落ちる氷河の轟音は鳥肌モノ
“10%ルール”で海中に隠れた巨大さを体感
ムースやオットセイとの遭遇は遠目でも興奮
とにかく氷河すごい!!!!!

これまでたくさんの絶景を見て来られたという方でも、このアラスカの氷河クルーズはそれまでのどの絶景とも異なる、特別な体験になると思います!
美しさと大迫力を、ぜひご自身の目でみてみてください!

このブログは、飛行機と料理が好きなアラサーが好きなことを綴っている雑記ブログです。

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