調理師レシピ

調理師事前講習会|受ければ受かるの?実際に受けてみた

調理師 事前準備講習会

こんにちは

『受ければ受かる』などという噂も耳にする調理師試験事前準備講習会というものに実際に参加してみました。

・受ければ受かるは本当か。
・高くても受けた方が良いのか。

と思っている方は参考にしてください。

私の思うAnswer
受けるべき

試験が不安
1%でも合格の可能性をあげたい
自分一人では勉強できない
短期集中で勉強できる環境が欲しい
専門の先生に一度は習っておきたい

受けなくても良い

試験は簡単そうだと思っている
時間とお金を節約したい
一人でも勉強できる

調理師事前準備講習会とは

調理師事前講習会というのは、調理師試験を受ける人を対象に、試験前の期間に開かれる講習会です。

調理師事前準備講習会申し込み方法

何それ、聞いたことない!という人もいると思います。私も聞いたことがありませんでした。

調理師事前準備講習会の存在については、調理師の出願の際に知りました。出願書類を全部揃えて出願し、確認後受理されると、『出願を済ませた方に講習会のご案内をしています』とその場で案内を渡されました。

都道府県によって異なるとは思うのですが、私が受けたところはその場で申し込みをするかしないか伝え、受けるならお金を支払うという申し込み方法でした。

講習会申し込み費用

これも都道府県によると思いますが、私が受験した地域では

・調理師会への入会前納金
・受講料
・テキスト問題集セット

の合計で、25000円ほどを支払う必要がありました。

事前準備講習会を受けことはすなわち同時に地域の調理師会準会員になることを意味していて、事前準備講習会だけを受けて準会員にはならない、ということは不可でした。そして準会員になった人が調理師に合格した場合には正会員になることを拒むことはできない、というルールになっているため、これに加えて正会員登録費もかかります。

人数に限りのある講習会なので、その場で受けるかどうかを決めてテキスト代と講習会代を現金で支払わなければならないと説明を受けましたが、すでに受験のために受験料を払い、各種書類の準備にも随分時間と手間がかかったので、少し悩んでしまいました・・

・せめてカードで払えないのか?
・テキストはネットで買っても良いのでは?

とお伺いしたところ、カードの利用は不可、テキストは同じものは市販されていない(あるかもしれないが、正誤表が最新版に更新されているからここで買ってもらわないと困る)とのことでした。
よくわからないけど大人の事情がだいぶ深そうなので、諦めて現金でお支払いしました。笑

事前準備講習会は受けたら受かる?

講習会テキスト

講習会のテキストはA4サイズで400ページほどあり、一冊ですべて網羅されているものでした。法律の細かい内容からウイルスが何度で死滅するか、何から何まですべて詰まっているのでこれを全て覚えている人はいないだろうと断言できます。とにかく文字がビッシリ詰まった重たいテキストです。
ちなみに担当者の方が言っていた正誤表もこれまたビッシリでした。。。

このテキストはテキストというよりはもはや図鑑や辞書的なもので・・調理師になるからには家に一冊おいて置きたくなるような一冊です。しかしこれで直前期に勉強しようというものかというと効率が悪いと感じます。そもそも重たすぎて持ち歩くのに現実的ではありません。

いっそ裁断して自炊しようかと思いましたが(調理師だけに)、それも現実的でないくらいのボリュームがあって諦めました。試験対策だけのためならコンパクトにまとめられた参考書があれば充分です。

講習会当日・参加者について

当日は重たいテキストを使って大学のような眠くなる講義をする先生もいれば、テキストを使わずに必要なところだけをピックアップしたプリントを使ってわかりやすく授業をしてくださる先生もいらっしゃいました。先生はそれぞれ調理専門学校からいらっしゃっていたともいます。

こんな機会でもなければ栄養や食について専門にされている先生から授業を受けられることはなかったと思うので、その意味ではとても良い機会になりました。

参加者は女性9割、男性1割くらいで、年齢は20代から70代くらいまで様々でした。
女性は専門学校っぽい方(友達同士でわいわいされていた)や、主婦の方が多そうで、男性は大きな魚を豪快に捌いていそうな寿司職人ぽい方がいらっしゃいました。(完全にイメージです。笑)ちなみに欠席・早退者もいました。

受かるのか?

ここが肝心なところですが、もちろん受けたからと言ってその年の試験問題を知れるわけではありません。

でも先生方は調理師試験を知り尽くしていらっしゃるので(もしかしたら作成にも携わった経験があるのでは・・?)、話を聞いていればどこがどういう切り口で問われることが多いのか、知ることができました。
そして調理師試験はそれを大きく逸脱したような問題はないので、受けることに価値はあると思います。

ただ、金額が高いことを考えると、調理師試験の過去問を見て、問われる切り口や傾向を自分で分析して勉強していける方には支払うお金ではないように思いました。一回3000円の講座なら私は受けますが・・割り算して交通費も考えると、一日10000円ほどしていますからね・・

私はなんとなく受けることにしてしまったのですが、今振り返れば、講習会に参加する時間を独学の時間にあて、浮いたお金で料理を習って実技を身に付けるかな、と思いました。
(私は調理師になったのに調理専門学校卒の人のように調理を習った経験がないことにちょっと引目?を感じています。これは受かったから言えることではあるのですが・・そういうお金と時間の使い方も良かったと感じています。)

まとめ

というわけで、調理師事前準備講習会は、

・自分だけで勉強するのは苦手
・多少金額が高くても1%でも調理師への合格可能性をあげたい

という方にはとてもおすすめですが、自分で勉強できる方は無理をして行かなくても良いのではないかなというふうに感じました。

 

調理師 独学
調理師免許は独学で取れる。取ってみた体験談。調理師免許は独学で取れます。主婦の私が、調理のアルバイト経験で受験資格を満たし、実際に調理師免許を独学で取ってみた体験談を綴っています。独学で取れるかどうか不安な方、独学での勉強方法に悩んでいる方の一助になれば幸いです。...

 

ABOUT ME
えせ駐在妻
たまに世界のどこかで駐妻っぽいことをしていたり、していなかったりするかもしれません。すきなことは語学学習(英仏西韓中宇&手話)とピアノと吹奏楽とお料理。生まれ変わったらバイリンガルになりたい。