調理師レシピ

フライドコーラ・揚げコーラを作ってみた。

こんにちは。

今回は、タークフライパンを使って、フライドコーラ揚げコーラなるものを作ってみました。

アメリカ発の「フライドコーラ」って?

日本ではあまり馴染みのない「フライドコーラ」
その名のとおり、「コーラを揚げた」アメリカ発のユニークなスイーツです。

もともとは2006年、テキサス州で開催された州祭(ステートフェア)で初登場したことで大きな話題になったのだそう。
アメリカ南部の屋台では、あらゆるものを揚げてしまう「ディープフライ文化」が根付いており、フライドバターやフライドビールなどと並んで、フライドコーラもその代表的な存在になっています。

で、どんな味なのか??フライドコーラは、コーラ味のドーナツのような生地をひと口大に揚げたもので、外はカリッと、中はふんわり。揚げたてにシュガーをふりかけて食べると、まるで屋台のフェアにいるような気分に浸れます。
見た目も可愛く、ひと口サイズで食べやすいので、ホームパーティーや子どもとのおやつタイムにもぴったりです。「コーラを揚げるなんて!」と思いますが、材料さえ揃えば、自宅でも簡単に作れますのでおすすめです!

材料と下準備(約40個分)

揚げコーラ フライドコーラ

材料

以下の材料で、約40個分のフライドコーラが作れます。

中力粉:300g(薄力粉+強力粉でもOK)
ベーキングパウダー:小さじ1/2
塩:小さじ1/2
卵:2個
コーラ:300ml
グラニュー糖:30g
揚げ油:適量(サラダ油または米油がおすすめ)

【トッピング用】
シナモンシュガー
ホイップクリーム
チェリーやアイスクリーム

生地作りのポイント

生地の基本は、ドーナツと似た感覚でOK。粉類をふるってからボウルに入れ、卵と冷えたコーラを加えてさっくり混ぜます。混ぜすぎるとグルテンが出て硬くなるので、粉っぽさがなくなったらすぐに混ぜるのをやめましょう。
コーラは開けたての炭酸が強いものを使用すると、ふんわり感が出て揚げあがりが軽くなります。ちなみに、無糖のコーラやゼロカロリー系ではなく、普通の甘さのあるコーラを使うのがポイント。

揚げ油とトッピングの準備

180度に熱した油で揚げるのがベスト。温度が低いとベチャっとなり、高すぎると外だけ焦げます。温度計がない場合は、竹串を差して細かい泡が出るくらいが目安です。
トッピングにしたいものもあらかじめ準備しておきましょう。

作り方

薄力粉と強力粉を混ぜて使うのであれば、ふるっておく。
卵を割りほぐす
粉類をすべて混ぜる
粉と卵を混ぜる。混ぜすぎないようにする
最後にコーラを加える。

タークフライパンで揚げる!作り方の手順

生地の準備

揚げコーラ フライドコーラ

1.中力粉(または薄力粉+強力粉)をふるっておく
2.卵を割りほぐす
3.粉類をすべて混ぜる
4.粉に卵を加えていく。混ぜすぎ注意
5.コーラを加える。ここでも混ぜ過ぎない。

拘って美味しく作るレシピというよりは、楽しく作るレシピなのであまり拘らなくても良いとは思うのですが、

・粉類をふるう
・コーラは最後にし、あまり混ぜ過ぎない

というところは抑えると良いかもしれないです。

揚げ方

フライドコーラ

タークフライパンに多めの油を注ぎ、180度になるまで熱する。
スプーンで生地をすくい、少しずつ油に落として揚げる。片面がキツネ色になったら裏返し、全体がカリッとするまで揚げます。アイスクリームディッシャーなどを使っても良いですが、スプーンでも充分に球になります。スプーンで生地を丁寧になるべくまぁるくすくって、静かに油に入れて揚げていくと良いです。少し球を意識して形を整えるとまぁるくなります。

油に入れてすぐなら成形することもできます。コツはゆっくりと、まぁるくなれ!と思いながら丁寧にやることと、生地をすくいすぎないこと。BPで思ったより膨らみます。

揚げコーラ フライドコーラ
油の使用量を少なくしたいため、フライパンを傾けて作業しています。危険なので絶対に真似しないでください。これをしながら片手で写真を撮るようなことは絶対に避けてください。

 

タークフライパンで揚げるメリット

ここで活躍するのが「タークフライパン」。ドイツ製の一枚鉄で作られた本格派のフライパンで、熱が均一に伝わり、油の温度が下がりにくいのが特徴です。
そのため、揚げ物をするときにも温度が安定しやすく、カラッと仕上がります。一般的な薄いフライパンでは焦げやすいスイーツ系の揚げ物も、タークならきれいに仕上がります。

▶︎ おすすめの鉄フライパン:フライパンレビューはこちらから

 

完成!

揚げコーラ フライドコーラ

なんとか丸くなりましたね。より完璧な球体を目指すなら、油をケチらずにしっかり生地が浸るくらいの量を使うと、油に入れた瞬間に丸くなるはずです。
少しいびつになってしまっても味は変わらないので、粉糖を振りかけたりしてごまかすのもいいですね。揚げたての熱いうちにシュガーをふりかけると、表面に香り高い甘さがピタッと付き、風味が格段にアップします。

仕上げとアレンジのアイデア

ホイップ・チェリー・アイスで映える盛り付け

せっかく自宅で「フライドコーラ」を作るなら、見た目にもこだわって、お祭りスイーツらしい“映え”を楽しんでみませんか?一番簡単で可愛い盛り付けは、シナモンシュガーをまぶしたフライドコーラを皿に山盛りにし、その上にホイップクリームをこんもりと絞る方法。さらに真っ赤なチェリーや、ミントの葉をトッピングすれば、一気に屋台スイーツらしさがアップします。バニラアイスを添えれば、熱々のフライドコーラとの温度差が絶妙で、味も食感も楽しめます。トッピングにチョコレートソースやキャラメルソースをかけるのもおすすめ。子どもから大人まで喜ばれる一皿になります。

味変&おうちフェア気分を楽しむアレンジ

・スパイシーシナモン風味:シナモンに少量のナツメグやオールスパイスを加えると、より奥深い大人の味わいに。コーヒーにもぴったり。

チョコチップ入り生地:生地に小さなチョコチップを混ぜ込んで揚げると、コーラ×チョコの新感覚スイーツに。

コーラゼリーを添えて:市販のコーラゼリーや、コーラ+ゼラチンで作ったゼリーを一緒に盛りつければ、ダブルコーラの贅沢仕様に。

「おうちフェア」気分:ポップな紙カップやワックスペーパーに盛り付けると、一気にアメリカンフェアのような雰囲気に。お子様の誕生日やホームパーティーにもぴったりです。

実際に食べてみた感想

フライドコーラ

食べてみてどうだった?

正直味は期待していなかったのですが笑、食べてみるとしっかりコーラの味がしてびっくりしました。効きコーラができるのでは?と思うくらい、ちゃんとコーラの味がします。
でも固形物からコーラの味がしてくることは通常はありえないので、それが新鮮な感じですね。
一体コーラは何からできているんだろう・・ということが一層気になりました。笑
そして驚いたのが「軽さ」です。見た目はどっしりしていそうなのに、口に入れるとサクッと軽く、ふわっとした食感。そして、コーラの風味がほんのり香るところがクセになります。甘すぎず、ついついもう一個…と手が伸びてしまう中毒性があるスイーツです。市販のドーナツよりも軽く、小さめサイズなので、子どもでもパクパク食べられます。コーラの風味は強すぎず、「何味?」と聞かれることもありますが、「あ、それ言われてみればコーラだね」といった具合で、ちょっとした話のネタにもなります。

思ったより軽い?甘い?

「揚げてあるのに、重くない」というのが率直な感想。タークフライパンでしっかり高温を保って揚げているおかげで、油っぽさが少なく、さくっと仕上がっているのだと思います。甘さについては、シナモンシュガーの量でかなり調整できます。甘いのが苦手な方は、トッピングを控えめに、またはプレーンで食べるのもアリです。

タークフライパンでおやつ革命!

タークの特徴とお手入れのコツ

今回のフライドコーラ作りでも大活躍だったターク(Turk)フライパン
見た目の重厚感に驚かれる方も多いですが、その実力は本物。ドイツで150年以上続く鍛造製法で作られた鉄のフライパンは、1枚の鉄を叩き出して成形しており、継ぎ目がありません。だからこそ耐久性が高く、熱が均一に伝わるのが特徴です。
油なじみもよく、温度のムラが少ないので、フライのように温度管理が命の料理にとても向いています。また、正しい手入れをすれば一生モノの道具になります。

ポイントは以下の3つ:

洗剤を使わず、タワシでお湯洗い
洗った後は水分を飛ばしてから油をなじませておく
焦げついたら「空焼き」でリセットできる

毎日使えば使うほど馴染み、ノンスティック性能も高まっていくのが鉄の魅力です。

お菓子作りにも向いている理由

「鉄のフライパンって、お菓子に使えるの?」とよく聞かれますが、タークはむしろお菓子向きだと感じています。

理由は以下の通り:

熱伝導が良くて揚げ物や焼き菓子の火通りが均一油のなじみが良く揚げ物がカリッと仕上がる
長時間使っても温度が安定しやすい

今回のように大量に揚げるスイーツにも対応できますし、少量のおやつをサッと作るにも便利。見た目もカッコよく、キッチンにあるだけで料理のテンションが上がります。

1台持っておいて損なし!

タークは決して安くはないですが、「一生モノ」と考えればコスパは抜群。
料理好きだけでなく、おやつ作りにこだわりたい人にも最強の相棒です。

今回のフライドコーラのような変わり種スイーツを、失敗なく・きれいに・美味しく揚げたいなら、タークは本当におすすめ。使えば使うほど自分仕様に育つのも魅力で、「道具と一緒にレシピも育つ」という感覚になります。

これから揚げ物やスイーツ作りにチャレンジしたい方には、ぜひタークフライパンをおすすめしたいです。

▶︎ おすすめの鉄フライパン:フライパンレビューはこちらから

おまけ:気になるカロリー

気になるカロリーですが・・それなりにあります。

コーラ 1.5カップ 約352cc 158Kcal
全卵  2つ  156kcal
砂糖  1/4カップ(50g)190kcal
中力粉 3カップ(375g)1346kcal
塩 小さじ1/2
BP 小さじ1/2

だいたい上記分量で1口サイズが40個できます。そうすると単純計算で1つあたりが47kcalくらい。あとは揚げたことによる計算をしないといけませんが・・10〜15%くらいプラスしておきましょう。

ミスドのドーナツポップ・オールドファッションボールのカロリーを調べてみると56kcalとのことなので、だいたいそのくらいと思って大きく外れないのではないでしょうか。
揚げコーラと聞くととんでもないカロリーに思えますが、このレシピはコーラ分を考慮してなのか砂糖も少なく、そんなに大袈裟なカロリーにはなっていなそうです。でも最終的に粉糖をかけて生クリームも添えて食べるのであれば、これとコーラを飲むのはやめておくほうが健康的かもしれませんね。

1個あたりおよそ40〜50kcalと見積もって40個で約1600〜2000kcal。それなりの数字ではありますが、ドーナツより軽く、揚げ物にしては油を吸いすぎない生地なので、そこまで罪悪感は感じません。
また、小さくて満足感があるので、「2〜3個だけ」と決めれば罪悪感ゼロで楽しめます。冷凍保存もできるので、食べ過ぎを防ぎつつ少しずつ楽しむのがおすすめです。

▶︎ おすすめの鉄フライパン:フライパンレビューはこちらから

まとめ:揚げコーラで屋台気分、おうちで満喫!

アメリカ発の謎スイーツ「フライドコーラ」。最初は「コーラを揚げるってどういうこと?」と思ったのですが、実際に作ってみると…これは間違いなく“アリ”なスイーツでした。

カリッと揚がった一口サイズの生地に、ほんのり香るコーラとシナモンの香り。トッピングを盛りつければ、まるでアメリカのカーニバルに迷い込んだようなおうちフェア気分が味わえます。

しかも、タークフライパンを使えば、焦げすぎず・ベチャつかず・お店のような仕上がりに。しっかりと熱をキープしてくれるので、次々と揚げてもクオリティが安定していました。

揚げ物はハードルが高いイメージがありますが、「使う道具次第でここまで違うのか!」と感じたのも今回の大きな発見。タークフライパンがあれば、普段の料理はもちろん、こうした遊び心あるおやつにもどんどん挑戦したくなります。

🍩 また作りたくなる理由

  • 小さくて手軽だから、ホームパーティーや子どものおやつにも◎

  • アレンジ無限大!次はチョコ味やラム風味で作ってみようかな…?

  • タークがあるだけで、「また何か揚げたくなる」

おうちでお祭り気分 × 本格フライパンの組み合わせ

「ちょっと変わったスイーツを試してみたい」
「子どもと一緒に楽しめるおやつを探している」
「せっかくなら、映えるお菓子を作りたい!」

そんな方には、フライドコーラ×タークフライパンの組み合わせがピッタリ。おうちのキッチンが、特別なワクワク空間に変わりますよ。

👉【私が使っているタークはこちら】

ユニークなのに意外と作り方は簡単で、子どもから大人まで楽しめる。そんなちょっと変わったレシピとして、ぜひ一度お試しください。

ABOUT ME
えせ駐在妻
たまに世界のどこかで駐妻っぽいことをしていたり、していなかったりするかもしれません。すきなことは語学学習(英仏西韓中宇&手話)とピアノと吹奏楽とお料理。生まれ変わったらバイリンガルになりたい。