調理師レシピ

インド大使館夫人のスパイスカレーレシピ。偶然出会った秘蔵レシピ。

インド大使館 カレー

こんにちは。

『インド大使館夫人のカレー』のレシピです。このレシピは古本市でたまたま購入したお料理の本に挟まれていた手書きメモを再現したものです。

材料も多く、時間もかかります。カレーにこだわりのある方、休日にじっくりカレーを作りたい方に届きますように。

インド大使館夫人のカレー材料

材料が多いので分けて書きたいと思います。

スパイス以外の材料

鶏肉(手羽かもも肉)700g
鶏ガラ:1羽

玉ねぎ:中4コ
にんじん:中1本
りんご:1/2コ
生姜:親指大1コ
にんにく:2、3片

牛乳:200cc
ケチャップ:1/2カップ
スープキューブ:15コ
バター:150g

スパイス類

〈粒スパイス類〉
ターメリック:大1
クミンシード:小2粒
コリアンダー:大1粒
ベイリーフ:5枚
スターアニス:1コ
黒ペッパー:10粒
カルダモン:10粒
クローブ:10粒

〈粉スパイス類〉
ターメリック:小2
オールスパイス:小1
シナモン:小1
キャラウェイ:小1/2
チリパウダー:大1
カイエンヌ:大2
ナツメグ:小1

このカレーを作るにあたっての最大の問題はスパイスをどうやって揃えるかです。どれも探せば売っていますが、大袋で量が多すぎたり、ネットで色んなところから買うと送料がかかったりと面倒です。そこで私が使っているのがGABANギャバン手作りカレー粉セットです。

スパイスカレー入門者にとても便利なセットで、個包装のスパイスが20種類入っています。この商品なら、カルディなどのお店でも比較的手に入りやすいです。

これを使えばほとんどのスパイスを揃えられるのですが、これでもまだ足りないものがキャラウェイとチリパウダーです。チリパウダーは比較的簡単にスーパーなどで手に入れることができ、その他の利用方法もあるので買ってしまうのも良いかもしれません。キャラウェイは少し見つけにくいです・・今回わたしはキャラウェイなしで作ることにしました。(あの見た目が苦手です・・)

また、ギャバン手作りカレー粉セットはこのレシピの再現にはおすすめですが、すべてがパウダースパイスになってしまっているので、粒スパイスを使うのとは風味が異なります。こだわるのであればやはりちゃんと粒スパイスを揃えてみるのも良いかもしれません。

インド大使館夫人のカレーレシピ

作り方
  1. 鶏肉を4.5センチ角のぶつ切りに。ボールに入れてターメリック大1、塩小1をすり込んでおく。
  2. 水15カップで鶏ガラスープをとる。
  3. 玉ねぎは薄切りに、人参とりんごは合わせてすりおろし、生姜とにんにくもそれぞれすりおろしておく。
  4. 鍋にバターを入れて溶かし、玉ねぎを炒める。15分したら生姜とにんにくを入れて約1時間弱火で炒める。
  5. 粒スパイス類を入れ、5分後に粉スパイス、さらに5分後にりんごと人参を加え、水気がなくなったらケチャップと牛乳を入れる。
  6. 鶏ガラスープ10カップを入れて火を強め、スープキューブを入れて塩味をつける。1を入れてアクを取りながら15分煮込み、鶏が煮えたら完成。

上記の通りスパイスはギャバンのセットを使い、あとの材料は普通にスーパーで揃えました。ちなみにバターは自宅にたくさんあったウクライナの無塩バター、固形スープはマギーで作っています。

簡単ですが、サクサクやっても2時間程度かかります!

 鶏肉を4.5センチ角のぶつ切りに。ボールに入れてターメリック大1、塩小1をすり込んでおく。

インド大使館夫人のカレー

手羽かもも肉と書かれていましたが、今回は手羽元ともも肉を半々にしてみました。仕上がったとき、食感の残っている具と言える具はこのお肉だけになります。

 水15カップで鶏ガラスープをとる。

実は面倒で鶏ガラスープの素を使ったこともあります。味はおいしくできますが、仕上がりのコラーゲン具合が全然違いますので時間があればちゃんと鶏ガラを購入して作るのがおすすめです。

 玉ねぎは薄切りに、人参とりんごは合わせてすりおろし、生姜にんにくもそれぞれすりおろしておく。

にんじんとりんごに関してはバイタミックスもありかなと思います。仕上がりの差を感じることはないと思います。

 鍋にバターを入れて溶かし、玉ねぎを炒める。15分したら生姜とにんにくを入れて約1時間弱火で炒める。

インド大使館カレー

バター150グラムは改めて見ると結構多い!溶けたら玉ねぎを入れて15分炒め、生姜とにんにくを入れて約1時間弱火で炒めていきます。

最初はこんな様子の玉ねぎが、

インド大使館夫人のカレー

1時間するととろとろになります。
ここが一番時間のかかるところですが、焦がさないように気をつけて。

インド大使館夫人のカレー

すごくいい感じ!ちなみにフライパンは愛用しているタークです。玉ねぎを炒めていくのにはやっぱり鉄フライパンがベストです。テフロンとは火の入り方が違います。(参考:タークフライパン愛用レビュー

 粒スパイス類を入れ、5分後に粉スパイス、さらに5分後にりんごと人参を加え、水気がなくなったらケチャップと牛乳を入れる。

レシピ通りだとスパイスだけを先に火にかけたりはしないようです。上記はにんじんを入れたところです。さらにケチャップと牛乳を入れるとカレーっぽくなってきました。

 

6 鶏ガラスープ10カップを入れて火を強め、スープキューブを入れて塩味をつける。1を入れてアクを取りながら15分煮込み、鶏が煮えたら完成。

あとは鶏ガラスープをいれるだけです。タークフライパンから鍋に移しました。

インド大使館夫人のカレー

にんじんやりんごは液体と化し、トロトロの玉ねぎとホロホロのお肉のみになります。

完成

インド大使館夫人のカレー

食べてみるとまさにインド料理店で食べるような味わい!

自分でこんなに本格的なカレーが作れるとは思わなかった!

舌触りが少しざらっとした感じのスープっぽいカレーです。バターチキンカレーと言えるのかもしれないですが、牛乳がたくさん入っているので、ココナッツミルクがたくさん入ったタイカレーにどことなく通ずる感じもします。辛さはレシピ通りだと辛すぎずちょうど良かったですが、お好みでカイエンヌの量を調整すると変わると思います。

具と言える具が鶏肉のみなので、ご飯よりはナンと食べるカレーに感じたのですが、サフランライスもおすすめです。インド大使館夫人のカレーは、本格インドカレーを味わいたい方におすすめです!よかったら作ってみてください〜

 

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玉ねぎをくたくたに炒めたり、スパイスを炒めたりするには鉄フライパンがおすすめです!テフロンでスパイスを炒めると匂いや色がついてしまいますが、タークならその心配はありません。火もしっかり伝わって、香りが引き立ちます。

 

おまけ

メモが挟まれていた本は、『そして、料理に恋をする。』という古い本です。この中のレシピもとても気になるものばかりで色々作っています。この本にレシピメモを挟まれた方・・ぜひご連絡お待ちしています。

ABOUT ME
えせ駐在妻
たまに世界のどこかで駐妻っぽいことをしていたり、していなかったりするかもしれません。すきなことは語学学習(英仏西韓中宇&手話)とピアノと吹奏楽とお料理。生まれ変わったらバイリンガルになりたい。