こんにちは。
貯めたマイルでスターアライアンス世界一周特典航空券(ファーストクラス)を発券して世界をぐるっとしてきました。この記事ではどんな旅程だったかギュッと凝縮してお伝えします!
スターアライアンス世界一周特典航空券ファーストクラス
スターアライアンス世界一周特典航空券
今回使用したのはスターアライアンスの世界一周特典航空券(ファーストクラス)です。
世界一周特典航空券の中に、ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスと座席ランク種類があり、今回はファーストクラスの世界一周特典航空券を選びました。
ファーストクラス設定がある路線ではファーストクラスに乗ることができ、ファーストクラス設定がない路線ならビジネスクラス(そのフライトで一番良い席)に乗って世界一周をすることができるチケットです。
必要マイル数
44万マイル
主人と貯めていた44万マイルをほぼ使い切って発券しました。
総飛行距離
約 50,781 km(直線距離に基づく)
※ワンワールド利用のドバイヨルダン区間 約4,060kmを含む
ちなみに、地球一周は約 40,075 km(地球の赤道周囲長に基づく値)
約50,781 kmのフライトは、赤道一周より約1万km多く、世界一周どころか地球一周、さらに地球一周を超えて地球1.26周の距離を飛んだことになるようです。
訪問国・観光地
・アメリカ ニューヨーク 自由の女神・タイムズスクエア・エンパイヤステートビルなど
・ジンバブエ 日中のビクトリアフォールズ
・ザンビア 夜のビクトリアフォールズ ルナレインボー
・ボツワナ チョベ国立公園
・南アフリカ ケープタウン テーブルマウンテン 喜望峰
・ヨルダン 死海 ペトラ遺跡 ワディラム
・タイ バンコク
※トランジットではエチオピア、トーゴ、ドバイを経由し、空港の空気を楽しみました。
区間別フライト詳細
以下、フライトごとの詳細を記します。
画像をクリックすると詳細記事に飛ぶことが出来ます。
第1区間 成田 – ニューヨーク
滞在日数:4泊5日
宿泊場所:ザエンパイアホテルニューヨーク 滞在記はこちら
主な観光:自由の女神・ウォール街・エンパイヤステートビルなど
まずは成田からニューヨークへ。
せっかくなら長距離のANAファーストクラスに乗りたかったことと、これまで何度もアメリカに行ったのに、主人もわたしもニューヨークだけは未踏だったことが決め手でこの路線を選んだと記憶しています。
一般的に世界一周というのは時差の関係で西回りを選ぶことが多いですが、東回りにしたのも、このニューヨーク路線に元気に乗りたい!という夫の意向があってでした。
地上でもなかなか頂かないような豪華な食事に、心地よいサービス、ふわふわのフラットベッド。日本の航空会社のファーストクラスのサービスは豪華でありながら安心感がありました。手の届かない世界を垣間見ることができ、社会勉強になりました。
ニューヨークでは定番観光地を巡ってきました。あのタイムズスクエアに立つことができて嬉しかったです。毎日ウン百の言語が飛び交っていると言われる中で自分も日本語を話せたのがよかった!
フェリーに揺られて見に行った自由の女神は思っていたよりも小さかったです!ウォール街では『最近景気はどうですか?』と街頭インタビューを受けたりしました。(夫に。笑)

他には夫の念願だったピータールーガーステーキハウスに行こうと思って行けませんでした。でも、別のステーキハウスで食べたステーキもおいしかったです。

総じてベタなニューヨーク観光でしたが、一度は行っておきたい場所をめぐることができて満足でした。このあとから、旅がディープになっていきます。
第2区間 ニューアーク – アディスアベバ
本当はニューヨーク – ヨハネスブルグ線に乗りたかったのですが、約一年前から狙っていても特典航空券枠に空きが出ず、ニューアークからアディスアベバへ移動することになりました。ファーストクラス設定はない路線のため、ビジネスクラスに乗りました。
このフライトはマルチフライトという、経由地があるフライトです。
経由地ありのフライトは初めてでした。トーゴのロメ空港に一度空港に降りると給油が始まり、人の乗り降りがあり、CAさんが掃除機をかけて回り・・不思議な体験でした。
サービスも良かったのでビジネスクラスだったらなんとか耐えることはできますが・・もう乗りたくはないです笑。降りた時、何日経ったのかよくわからなくなりました。
第3区間 アディスアベバ – ヨハネスブルグ
続いてアディスアベバ – ヨハネスブルグ線。こちらもエチオピア航空のビジネスクラスです。
ただアディスアベバからヨハネスブルグに移動するだけ、のはずだったのですが・・
人が多すぎて搭乗口まで歩くことができないという、、とんでもなくカオスな乗り換えになりました。(のちにこれが日常らしいことを知る)ブログにしてねブログにしてね、と夫に念を押されましたので記事にしました。笑
第4区間 ヨハネスブルグ – ビクトリアフォールズ
ヨハネスブルグからジンバブエビクトリアフォールズへ。南アフリカ航空のエアバスのビジネスクラスでした。この路線は世界中からの観光客ばかりで、観光感が一気に高まりました。
長い長い乗り継ぎを経てようやく到着したジンバブエでは、もちろんビクトリアフォールズへ行きました!とにかく圧倒的なスケールで、これまで見てきた滝ってなんだったんだろうかと。

田舎の山道でたまに現れる『滝』と、ビクトリアフォールズのような『滝』って、同じ『滝』で良いのでしょうか。
私の『滝』の認識をはるかに超えたスケールだったので、なんかもう違う表現の方が良いのではないかと感じました。水塊!とか水豪!とか。
夜は再度ジンバブエ側からルナレインボーを見る予定だったのですが、夫の提案で急遽ザンビアに入国してルナレインボーを見ました。ルナレインボーとは、満月の夜だけ見ることが出来る、滝にかかる虹のことです。
言うまでもなく特別な景色でしたが、この日体験した本当の暗闇も一生忘れられないと思います。本当に本当に真っ暗な中この景色を目指して歩きました。もう一つ、夫が一生懸命カメラを構えてベストショットを狙ってくれたのも忘れられません。今でも、6月の満月はこの日を思い出します。
(陸路移動)ボツワナへ
滞在日数:2泊3日
宿泊場所:チョベリバービューロッジ 滞在記はこちら
主な観光:チョベ国立公園・大きなバオバブ
その後、陸路でボツワナのチョベに移動し、サファリとボートを楽しみました!お目当てのライオンには会えなかったのですが、めちゃくちゃよかったです。

第5区間 ビクトリアフォールズ – ヨハネスブルグ
ボツワナにも空港はあるのですが、便数が少ないのでジンバブエに戻り、ビクトリアフォールズ – ヨハネスブルグ線に搭乗しました。
これだけ移動をしていると記憶が曖昧で、短距離路線ということもあって記憶が曖昧です・・笑
第6区間 ヨハネスブルグ – ケープタウン
滞在日数:2泊3日
宿泊場所:ザベイホテルケープタウン 滞在記はこちら
ラディソンブルホテル ウォーターフロント ケープタウン
主な観光:テーブルマウンテン・喜望峰
ケープタウンではレンタカーの旅をしました。テーブルマウンテンを見たり喜望峰に行ったりしました!

この喜望峰で、アラスカで購入したTシャツを着て写真を撮った!のですが、主人がこのあと死海にiphoneを沈めたことによりその写真データが失われた、のが一番の思い出です。
またジンバブエからの道中、どこかでスーツケースからビデオカメラとカメラ予備1台を盗まれていたことに、ここケープタウンで気づきました。
夫と私のiphoneとMac、それからメインカメラとGo proが無事だったのは不幸中の幸いですが、それでもだいぶショックでした。アフリカの端っこまで来たというのに、会話が『ショックだねー』『いやーショックだね。。』ばかりでした。
第7区間 ケープタウン – ヨハネスブルグ
ケープタウン – ヨハネスブルグ 線で戻りました。
ヨハネスブルグのラウンジでバタバタとヨルダンの計画をはじめました・・笑
第8区間 ヨハネスブルグ – アディスアベバ
ヨハネスブルグ からアディスアベバへ。
カオス乗り換え空港に戻ってきました。
第9区間 アディスアベバ – ドバイ
アディスアベバからドバイへ
中東ドバイに初めて降り立ちました!ちょっとだけ空港の外の空気も吸いましたが、とにかく、数分も歩けないくらいの暑さでした。

あまり時間がなく、空港内のラウンジ巡りをしました。それだけでも充分この国のリッチさを感じました。ブルジュハリファに行きたかったなー!
ワンワールド区間 ヨルダンへ
ドバイからヨルダンに行き、またドバイに戻りました。この地域はスタアラがないのでワンワールドを利用。ヨルダンでは死海、ペトラ、ワディラムを駆け足で回りました。

死海というと、ぷかぷか浮ける楽しそうな場所!と思っていましたが、実際には塩漬けにされた梅干しの気持ちが分かるくらい、自分が塩漬けにされました。梅、こんなに痛痒い思いをしていたんだな・・
あまりに塩分濃度がすごかったのが、イメージとの違いでした。
その後訪れたペトラも素敵だったのですが、オプションでつけたワディラムがとんでもなく凄いところで、念願だったペトラに行けたことが吹っ飛ぶくらいでした。
こんなにも『同じ地球とは思えない!』という気持ちにさせられたのは、ワディラム以外にはありません。涙が出るほどの異世界で、もっと長くいたかったですが、一方でずっといると自分がどうにかなってしまって地球に帰れなくなりそうにも思いました。
第10区間 ドバイ – バンコク
滞在日数:1泊2日
宿泊場所:チープなホテル
主な観光:屋台飯
ドバイからバンコクへ
タイ航空ビジネスクラスに搭乗しました。タイ航空は一時期めちゃくちゃヘビーユーザーだったので久しぶりの搭乗。いつ乗っても、タイ航空大好きです。異国感がありながらも親しみのあるアジア感。アフリカから来ると、なんだかタイが母国のように感じました。笑
何もしてないけど、ロティを食べたりホテルで泳いだりしました。
第11区間 バンコク – 成田
バンコクからファーストクラスで成田へ
チェックインは自分で荷物に触れることさえなく、早朝からシャンパンを飲んで全身オイルマッサージ。
空港内では専用の車でスイスイ移動しました。
そしてA380ファーストクラスに搭乗。
若いうちに経験しておいてよかったんじゃないかな。4時半に起きてシャンパン飲んでオイルマッサージを受けてドンペリを開ける、なんていうエネルギーは若くないとないので。
スタアラ世界一周特典航空券まとめ
世界の大きさと、自分の無力さを感じた世界一周でした。一度にぐるっと回る旅の良い点は、地球のスケールが何となく掴めるような感覚を得られることではないかと思います。距離感もだけど、同時期に世界のこっちはどうなっていて、あっちはどうなっているのか、一遍に飛ぶからこそ見ることができます。それは単発の旅を繰り返すことでは味わえないもののように思います。
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毎年6月の満月の日にこの旅のことを思い出してしまうと思いますが、思い出すうちは、精一杯、思い出そうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。